2013年3月16日土曜日

春にして君を離れ

 同じ事を繰り返し、汗水たらし努力してその後は美味いビールでも飲みながら、草お笑いに勤しむ。当然、本人は辛い思い、苦しい体験をしているに違いないが、問題自体は少しも変わらず其処に鎮座している。肝心の問題はゆれる事もづれる事もなく、その超然さに私達が定義されているかのよう。流れるプールで流れに逆らい同じ場所に留まりながら泳ぐ行為。少しも前に進まなくとも、自身の体力、筋力、持久力は確実に付くのだから無意味ではないのだろうか。頭の中で天下国家について、ぐるぐる考えながら家の中でひたすら、穀を潰す。そんな事するくらいなら、「さっさと自分の欲望を充たせよ」という女人の声が中途半端な距離から聞こえてくる。明る過ぎて、何も見えやしねぇや。

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