2013年3月11日月曜日

和解

 空気や風はまだ肌寒いけれど、徐々に日差しは暖かくなってきました。春はもう少しで、つぼみは少しづつその硬さを緩めていきます。不安や希望の入り混じる季節の中でその日差しは時に眩しく私達の眼にささります。両手を伸ばし、日の光を浴びて大きく息を吸い込むと自分の体温と混じり、一体となり歩みはじめます。日の光はさまざまなモノに遮られようとも、弛まず注がれ、終わることなく廻り続きます。季節には始まりも終わりも無く、一つの円はいつまでもとどまる事無く、終わる事無く、私たちの元に必ず還ってくるのです。

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