2013年6月24日月曜日

持久走

 朝、会社の最寄駅に降りると色々な匂いがしてくるのだが、駅前そば屋からする鰹だしの匂いや奥まった路地にある飴工場からするニッキの香りなど。いつか、現在の事やこの場所の事を想いだす時にこれらの匂いも同時に思い出すのだろう。五感の中でも鼻は優秀な方なので懐かしい音楽などを聴いているとそれに付随する懐かしい匂いも錯覚として表れてくる。勿論、匂いに拠って喚起される記憶もあるのだがもともと、楽しい過去を持たない者にとっては、思い出、記憶、過去なんかはできるだけ振り返りたくない事でもあるのだが、好き嫌いを選別できないのもこれらの特徴の一つである。

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