2012年11月24日土曜日

24 Hour Party People

 気付いたら映画の話ばかり、これじゃあ、まるでシネフィルのブログだね。
今日はバッティングセンターに行ったのだが、空振りしまくりでした。頭の中のイメージスイングと実際のスイングの差が大きすぎて修正する事すら不可能になってしまっていた。月日の流れとは怖いもので、これでもあまり空振りの少ない選手だったんですけど。以前、イチロー選手が自身のスランプについて語っていた番組で、「自分の打てると感じるゾーンが大きくなりすぎて、スランプになる。」みたいな事を言っていた。感覚が研ぎ澄まされてゆき打てるゾーンが広がっていくのだが、物理的な腕の長さやバットの届く範囲にはどうしても限界があり、そのバランスがくずれスランプに陥るという事なんだろう。イチロー選手は自分のプレーや細かな感覚までも論理的に言葉で説明する事が出来る偉大な人である。それは日々の肉体的な鍛錬は勿論だけれど、それ以上に日々の様々な緻密なデータの分析や野球に対する論理的思考の積み重ねの表れなのだと思う。自分はこのイチロー選手の話を聴いて、Immanuel Kantの『純粋理性批判』を想起させられた。今日、自分はまったくレベルが低くて申し訳ないのだが、擬似イチロー体験をしたのである。

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