2012年12月29日土曜日

書物の灰燼に抗して

 『人志松本のすべらない話』を観ながら、すべらない話術も凄いと思うけど、話し手を滑らせない聞き役の芸人さんの技量の凄さに楽しみを通り越して勉強させられている。「笑い」は自分をひけらかす為でも、誰かを貶す為でもなくて、みんなを楽しませる為であり、それを共有する為にあるのだという事を一流の芸人さんの芸を観る事によって、もう一度考えさせられた。きっと「笑い」は「ボケ」と「ツッコミ」と「フォロー」に拠って生まれるモノなのだろう。今年も僅かだが、自分も楽しい「笑い」の輪の中に入り多くの人と楽しい時間を過ごしたいと思う。
「そうさ リセで終わりさ 説明できないけど 良くある事さ 彼女遅いな」
「恋してるの?」
「打ち明けていいか?」
「もちろん」
「そうか でも その気はないだろう」
「あるわ」
「君は素直に見える 防御の姿勢だ 
  いいさ  僕にはマドレーヌしかない でも残念だ」
「お生憎さま ひとつ聞きたいの」
「何だい?」
「彼女に頼まれ事よ」
「何を?」
Jean-Luc Godard『男性・女性』より

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