2013年1月20日日曜日

Nevermore

 本日、Francis Ford Coppola監督の『Virginia』を新橋にて鑑賞。冒頭から「映画」の世界に沈み込むような感覚は、あたかもスーパーカーの車体が急発進。一瞬にして眼の前の景色が背景へと退く感覚か?それとも気付けば、私達を1オクターブ先にあるスクリーンの世界へ投げ込む所作か?まさか、湖へ静寂と共にに吸い込まれ沈んでいく船の傾きか?自分のどんな戯言よりクエッションマークが強く物語ってしまうのは決して「映画」のせいでは無い事だけは伝わって欲しい。作家のその技術ひとつ一つに作家性が強く刻印されていて、日常化されたテクノロジーの中で作家自らが蘇り再生する姿を私達に錯覚させる。その様に想起させるのは「芸術」特に「映画」が現在性を背負わざる得なかった為なのだろうか。もう少し観ていたかった。というのは批評としてとても贅沢な事だと思う。余談だが、AJCCはキッチリ獲らせてもらった。

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